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Wed, January 9, 2008

Parallels workstation for Windows と colinux/andLinux どっちがいいか?(parallels,colinux)

日常的な仕事はほとんどLinux上で済ませているのだが、 お客さんとのやりとりで、どうしてもWindowsが必要。 (納品するウェブサイトの作動確認にIEでの作動確認が必要、 とか、MS-Excelで編集してくれという条件付きのファイルを 受け取るとか)

そこで、WindowsとLinuxを同時に使う必要があるのだが、 マシンを2台使いたくはないし、そもそもWindows/Linuxの間で 頻繁にファイルのやりとりはあるし、 それから何より外出先でPCを使うことも多いから、 ノートパソコンを使っている。

このような状態で、どうしたらいいのか、ここ数年いろいろな 方法を試してきたが、ついに、 Parallels desktop for windows に落ち着いた。

はじめは、2台のPCを使い分けていて、それから、cygwinで 済ませようとして、さらにcolinuxになり、 最後にParallelsという具合。

Parallelsは、2006年ごろには、製品を出していたと思うのだが、 出てすぐ導入できなかったのが今となっては残念。 ただ、それまでに、まだMSに買収されるまえのVirtualPCを購入して 使っていたけど、納得行かなかったなど、仮想化技術には、 不信感があったので、ここまで導入が遅れてしまった。

CygwinはLinuxの代わりにはならない...わたしにとっては

はじめは、LinuxとWindows、2台のマシンに別々にインストールして使っていた。
しかし、 あるときから、ノートPCにLinuxを直接インストールしても、 電源管理関係で毎回苦労するので、そのやり方はきっぱりあきらめることにした。
ずっと、 「次の新しいディストリビューションなら ノートPCに簡単にインストールして、電源管理もばっちりになるかも、」
という幻想をいただいてきたけど、あきらめることにした。

ということで、基本方針は、ノートPCでOSはwindowsを使う。
その上で、Linuxでやった方が効率的な仕事を どうするか、それを考えることにした。

2005年頃だったとは思うが、Cygwinを商用化したXonWindows3を 使い始めた。これもCygwinで日本語を普通に使いたいだけなのに 設定をたくさんする必要があることに疲れたから。 XonWindows3の製品自体は問題ないのだが、 そこで用意されていた emacs が気に入らなかったのと、 一般公開されているLinuxツール/アプリケーションが簡単に インストールできないのが困った。
C言語などに通じている人なら、問題ないのかも知れないが、 とにかく、素のLinuxなら apt-get するか、configure;make;make install するだけで済む話に、余分な時間をとってインストール作業を するのが我慢できなかった。

それで、 あるとき colinux を試したら、いままで悩みが全部解決した。
その結果、 cygwinでは、bashでファイルの操作する(つまりウインドウズエクスプローラ代わりに シェルを使うということ)こととvimを使うこと 以外の作業はいっさいしなくなった。

しかし、あまりにcolinuxがよいので、ついにCUIのコンソールだけの世界ではなく、 GUIでもcolinuxを使いたくなり、XWindowを導入することにした。
これも非常に快適だったのだが、 X回りのフォント設定や日本語入力の設定などをしないといけないのが気に入らなかった。
結局、ずいぶん前に購入して全然使っていなかった、AstecXを使うことにした。 これは設定情報も公開されていて、設定に無駄な時間を使わされる ということはあまりなく、すばらしいのだが、 別のもっと本質的な問題があった.
それは、 PC自体がスリープするときに、同時にAstecXスリープしてくれないこと。 ノートPCでAstecXを使うには問題があった。

さらに、もっと別の大きな問題がでてきた。 それは、colinux用に複数のOSイメージを使うようになっていたこと。

colinuxが非常に便利だったので、 次第に、 開発プロジェクトごとに OSのイメージを作成して使うようになっていった。
プロジェクトが完了したら、OSイメージごと外付けHDDに コピーしておけばいいし、 忘れたころにサポートの必要が生じても、 即座に開発環境一式をOSごと再現できるのだから。 (プロジェクトが終わるたびに、プロジェクトをアーカイブしたり、 いつの日か、このプロジェクトをすっかり忘れてしまった、そのとき サポートの必要が生じた場合に備えて、ドキュメントを残す、 という作業から解放される・・・)
これで、複数のプロジェクトを同じひとつのOS上で開発しているときの悩み、 MySQLを複数入れないといけないので、ポートを別々にして・・・ などという煩わしい作業から解放されることになった。

問題は、 そのような使い方をするとき、colinuxでは、 複数のOSイメージを切り替えて使う簡単な方法を 提供していないということ。 (colinuxをサービスとしてインストールする場合)

複数のOSイメージ間で共有すべきファイル・コードの問題

複数のゲストOSを同時に使用する上で問題になるのは、 共有して使うファイルやコードだが、 これも、subversionなどを使って、ネット上のサーバに設定し、 都度、各ゲストOSからネットに接続して取り寄せればいい。

些細なソースコードの取得のたびに、ゲストOSイメージは、 同じローカルディスク上にあるのに、ネットに接続するとは なんだかなぁとはじめは思ったけど、 ブロードバンド&常時接続なので、しばらくすると慣れた。 (あとは、外出時も常時ネットに接続できるようになればなぁ ネットはほんとうにガス・水道・電気に続くインフラになるかも)

Colinux vs Parallels

このような経緯でついにcolinuxにも限界を感じはじめた。 また、今までのWindows+Linuxに加えてMacOSXでの作業も 考え始めていたので、もしかして、 Parallels(ParallelsはMac/Windows/Linuxに対応している) なら、3つのホストOSのどれでも同じゲストイメージを使えるん じゃないか?と思いテストする気になった。

ずっと以前にぼくは、今では無料で使えるVirtualPCを かなりの金額で購入して失敗していたし、 VMPlayerの無料版が出たときには試していたが、 VMPlayerのサスペンド機能を使っていたらあるとき、 復帰できなくなって、そのままそのゲストOS上のデータにも アクセスできなくなるという悲惨な体験を経て、 仮想化技術にかなりの不信感を持っていた。 だから、Mac/Windows/Linuxで同じゲストOSイメージを共有できるかも?! といういままでとは異なる導入動機がなかったら 今もParallelsを使っていないかも。

さて、そのような動機でParallelsを導入したのだが、 しかし実際には、Mac/WindowsのホストOS上で 同じゲストOSイメージが使えるかどうかについては試すところまでいっていない。

当初の目論見では、 自宅では、Macを使い、外出時はWindowsノートPCを使うつもりだったので、 ゲストOSのイメージを外付けUSBハードディスク上に置き、 USBケーブルをつけなおすだけで、MacとWindowsノートPCを 行き来しながらも、同じゲストOSイメージ上で作業を続けられる という使い方を想定していた。
そのため、 80GのiPod Classicを買ったのだが、これが失敗だった。

実際にやってみると、 iPod Classic上にでParallelsのゲストOSイメージを置くには、 問題が二つあった。
一つ目は、iPod ClassicがFAT32のフォーマットでしか使えないこと。
FAT32は、一つのファイルの最大サイズが4Gに制限されているため、 ゲストOSイメージを4G以内に収めておく必要がある。 複数のハードディスクイメージを使用することができるから、 4G以内におさめることは不可能ではないが、実際のところ、 一つのゲストOSでは常に6Gから10Gくらいの容量は必要になっていたので、 いちいちFAT32の制限のせいでディスクイメージを分割するのは、 面倒だと思った。
二つ目の問題は、 FAT32上においたParallelsのゲストOSイメージからは なぜかゲストOSを起動させることができなかった。 理由はわからない。
FAT32であることが原因なのかと思い、IOデータさんの外付けUSBハードディスクで FAT32にフォーマットした状態で同じゲストOSイメージの起動を試みたのだが、 これは問題なく起動できた。
以上から、何か、iPodClassic固有の問題がそこにありそうだったので、 とりあえず、断念した。

・・・というか、そうやっていろいろテストしていてわかったことは、 Parallelsが非常に速く作動するということだった。 ParallelsをテストしているこのノートPCに かつては VineLinuxを直接インストールして使っていたことがあったのだが、 {u:体感的には}、WindowsのホストOS上にインストールしたParalllels上で ゲストOSとして動くVineLinuxと比較して、スピードや使い勝手の点で遜色がなかった。

さらにParalllesはサスペンド機能が安定しているようだし、 (半年ほど使っているが、一度もトラブルがない) 複数のゲストOS同時に起動してもなんとか動くので、 (1Gしかメモリがない、このノートパソコンでは2個のゲストOSを 動かすのがやっとだが) ひとつのプロジェクトに関わっているときに、 別のプロジェクトのゲストOSを使わなければならなくなったとしても 対応できる。

そんなこんなでついに、colinuxはまったく使わなくなってしまった。

まとめ Parallelsのcolinuxに対するアドバンテージ(個人的な意見)

この中のいくつかは、 colinuxでもできる、または設定すればできる話がある かもしれない。 しかし、とにかくこれらのことが、colinuxではわたしには やり方がわからないのだが、Parallelsではすんなり使えている という部分がアドバンテージです。

もちろん、colinuxはフリーソフト、Parallelsは商用製品なので、 やりたいことを実現する方法がすぐにはわからない、というほど の差が生じるのは当然といえば当然で、 それゆえに、colinuxが優れていないということにはならないのです。 しかし、 とにかく、仕事を快適にしたい または さっさと済ませたい、 という目的のためには、 Parallelsのライセンス料は、十分な価値がある。

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