トラドス タグエディタ(Trados TagEditor) で Docbook v4.4(XML) を翻訳するための準備
TagEditorでXML文書の翻訳を行う場合は、 翻訳対象となるXML文書だけでなく、そのXMLに対応したタグセット(iniファイル)が必要です。
はじめてiniファイルが必要だと翻訳会社の方に言われたときは なんなんだろうと思ったのですが、調べてみると、要するにDTDのことで、 それをTradosのTagEditorが扱えるように変換したファイルの拡張子が 「.ini」 だったという話です。
現実的な対処としては、翻訳を依頼する側が ini ファイルを用意して提供した方が親切なのかもしれませんが、 実際は、DTDさえあれば、すぐに ini ファイルを生成することができます。
Docbook Version4.4 で書かれたXML文書をTrados TagEditorで翻訳する(ための準備)手順
※SDL Trados 2007 を使って説明します。
処理の流れ
- Docbook Version4.4 のDTDを準備
- TagEditorを起動して、さらに Tag Setting Manager を起動
- ウィザード画面に従って DTD をタグセットに変換
- タグセット( ini ファイル)が作成される
- Docbookで記述されたXML文書を開く
- 翻訳する
1. Docbook Version4.4 のDTDを準備
http://www.oasis-open.org/docbook/xml/ あたりからVersion 4.4 のDTDを探してダウンロードします。
後から使えるように docbook-xml-4.4.zip は展開して適当なディレクトリに配置しておきます。
2. TagEditorを起動して、さらに Tag Setting Manager を起動
まず TagEditor を起動して、メニューから【Tools→Tag Settings】を選択して Tag Setting Managerを起動します。

3.ウィザード画面に従って DTD をタグセットに変換
Tag Setting Manager で [New]ボタンをクリックして Tag Settings Wizard を起動します。
Step1:
ここでは、タグセット名(docbook4.4等)を入力し、 Settings Type として New Settings for XML をチェックします。
Step2: Import Tag Definitions

[Import]ボタンをクリックすると、DTDファイル選択ダイアログになるので、 事前に準備しておいた docbookx.dtd を選択します。
DTDファイルが取り込まれると以下のような画面が表示されます。

Step3: Default Plain Text Formatting
特に設定は不要。
Step4: Elements and Attributes

ここでは、ルート要素(Root element)の指定をします。
book と article にチェックを入れます。
Step5もありますが、特に設定は不要なので、この段階で[完了]ボタンをクリックします。 今回作成したタグセットを ini ファイルに保存します。(適当な場所に docbook4_4.ini 等のファイル名で保存)
4. タグセット( ini ファイル)が作成される
これでタグセットが作成されました。 以下のように一覧に追加されます。

これ準備完了です。
タグエディタでDocbookで記述されたXML文書(でbookまたはarticleがルート要素になっているXML文書)を開くと 自動的に今回設定したタグセットが適用され翻訳作業に入ることができます。
5. Docbookで記述されたXML文書を開く
TagEditor で XML文書を開きます。
6. 翻訳する
TagEditor を使って通常通り翻訳します。