Friday, September 8, 2017 / Review

憧れの BOSE Quick Comfort 35 をついに入手

2ヶ月ほど前ですが、ずっと欲しかった BOSE の Quick Comfort 35 をついに入手しました。 ノイズキャンセリング付きワイヤレスヘッドフォンは 2年ほど前に Plantronics の BackBeat PRO を買って以来、ほぼ体の一部となって毎日使っていました。 これは、音楽を聞くためというより仕事中および電車で移動中に騒音をシャットアウトするために使っています。 当時、BackBeat PRO を 2万円くらいで購入したのですが、 これも自分にとってはかなりあれだったのですが、Quick Comfort 35 は だいたい 4万円ですから 毎日使うものとはいえ、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

しかし、BlackBeat PRO は1年くらいでイヤーパットの縫い目がほつれてきてしまって、 見た目がみすぼらしいので外出時には使えなくなっていたので、 夏の旅行 時のお供に必要だから致し方ないという言い訳で思い切って購入しました。

今回は、BOSE Quick Comfort 35 の購入を検討している人の参考になればと思い、 約2ヶ月使用後の個人的なレビューを書きます。

BOSE Quick Comfort 35

BOSE Quick Comfort 35 と Plantronics BackBeat PRO 比較

BackBeat PRO と比べて Quick Comfort 35 の良いところは コンパクトで軽い ということです。 このことは外出時に持ち運ぶときにメリットがあるだけでなく、 騒音のシャットアウト目的で使う人の場合、 かなり長時間 頭に装着することになるので、 とても重要な要素だと思います。

BackBeat PRO はぴったり装着できるので、手に持った時感じる ずっしり 感ほどには 装着時に重さを感じないのですが、Quick Comfort 35 の軽さになれてしまうと、もう戻れないほど やはり重い です。

Plantronics  BlackBeat PRO

逆に Quick Comfort 35 と比べて BackBeat PRO のよいところは、 音楽を聴くにはこちらの方が音がよいと感じる(個人的な意見なので人によって違うと思いますが) のと、遮音性は BackBeat PRO の方が高いように思います。 Quick Comfort 35 は 安全性に配慮して人の声は比較的緩めにキャンセル とかの制約に よるものなのか、エアコンとか電車の騒音などはまるっきり完全にシャットアウトされる感があるのですが、 BackBeat PRO に比べると外の様子はわかります。BackBeat PRO はイヤーパッド部分が重厚かつ耳全体を覆うようにできているので ノイズキャンセリングを機能させなくてもそれなりに遮音されるというか、そういう側面があるようには感じます。

この辺は、とにかく仕事に集中したいので遮音したい、という向きには若干 BackBeat PRO のが性能が上かな、と思います。

それから Quick Comfort 35 はずっとつけていると耳の鼓膜に圧がかかるような気がします。 これはやはり外部の騒音を打ち消すホワイトノイズを発生させているのが関係しているのでしょうか、 詳しくはわかりませんが、BackBeat PRO では感じない問題です。

それから、音楽を聴く場合ですが、BackBeat PRO の方が操作しやすいです。 ボリュームはイヤーパッド全体にある輪っか?をぐるぐるっと回すだけで調整できるし、 イヤーパッド全体?がボタンになっていて、一時停止とかすごく操作しやすかったのですが、 Quick Comfort 35 はその辺は操作しづらいです。音楽を聴いていると誰かに話かけられてもよく聞こえないことがままあるのですが、 そんなとき イヤーパッドをポンと叩くと一時停止できる という機能はなかなか便利で重宝してはいたのです。 遮音メインで使っているので全然目をつぶることができる範囲の欠点ですが。

それからもう一点 Quick Comfort 35 より BackBeat PRO がよかったな、と思う点がありました。 Quick Comfort 35 はイヤーパッド部分の回転が一方向にしか回らないのです。 (BackBeat PRO 両方向に回る) このことで何が影響するかというと、外出時など、一時的にヘッドフォンを外して首にかけておくときに、 イヤーパッド部分が回転することで、収まりがとても良くなるのです。 しかし、 Quick Comfort 35 は 収まりがよくなるにはちょうど逆の方にしかイヤーパッドが回らないため 一旦左右逆にしてから首にかけないといけない。 さらに、そうしたとしても首を絞めつけるようにしかならなくて収まりは悪いです。 たぶんコンパクトにしてあることによる制約なのかなとは思いますし、 そもそも、ヘッドフォンとして本質的な機能ではないので、あれですが、BackBeat PRO で外出時にすごく便利に感じていた部分だけに Quick Comfort 35 ではそれができないのがちょっと残念です。

まとめ

両方体験した上で、もう一度購入するとなればやはり値段が2倍高くても Quick Comfort 35 を買います。 それくらい Quick Comfort 35 はトータルでは使い勝手がよいです。

  • コンパクトで軽いので、ずっと頭に乗せておける & 外出時の荷物負担が相対的には小さい
  • 遮音性が必要十分

これにつきます。

今後 Quick Comfort 35 も使っていくうちにたぶん イヤーパッドが破れてしまうとは思うのですが、 取り換えもできるようなので、その点でも安心できます。